愛知で300人超感染 病床は「先週まで余裕あったが」

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岡本智、関謙次 大滝哲彰 木村俊介
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 新型コロナウイルスの感染者が東海地方でも急速に増えている。21日は、愛知県では1月16日以来の300人超となる312人。三重県では57人で過去最多を更新した。知事や病院関係者らは危機感を強めている。

 愛知県では感染再拡大を受け、名古屋市で20日から「まん延防止等重点措置」が始まったばかり。感染者300人台は今冬の緊急事態宣言時と同水準となるが、大村秀章知事は21日の記者会見で、宣言要請には「今日、明日にということにはならない」と慎重な姿勢を示した。

 過去7日間平均の新規感染者数は201・0人、入院者数は359・7人(21日時点)まで上昇しているが、重症者数は11・1人。県内で1215床を確保しており、うち126ある重症者病床の使用率は約12%にとどまる。大村氏は「感染状況と入院者数、重症者数などの指標で判断する。最悪の場合を念頭に、緊張感をもって対応する」と述べた。

 21日は変異株感染も118人確認され、累計で552人となった。陽性率は67・4%に上昇した。三重県の状況も踏まえ、大村氏は大型連休を前に東海3県の知事会議を開き、それぞれの県民に慎重な行動を呼びかける考えだ。

 139人の感染を確認した名古屋市河村たかし市長もこの日、緊急記者会見を開き、「ここで抑えきれるかどうか非常に重要な局面。このまま増え続けると来週には満床になる」と訴えた。部活動での感染防止策の徹底や、友人との飲食やカラオケなど感染リスクの高い行動の自粛などを要請した。(岡本智、関謙次)

三重は「変異株」最多92人

 三重県の鈴木英敬知事は「危機感と警戒感を強く持っている」として、感染対策の徹底を呼びかけた。

 変異株への感染者も過去最多の92人が発表された。津市内の保育園では、園児のみで広がった初の事例とみられるクラスター(感染者集団)が発生。鈴木氏は変異株への感染の可能性について触れ、「子どもにかかりやすいというエビデンス(科学的根拠)はないが、局面が変わってきているのは間違いない」と指摘した。政府へのまん延防止等重点措置の適用要請については「現時点では要請の段階にはない」と述べた。(大滝哲彰)

■「コロナ慣れが災い」医療関…

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