カラオケ喫茶、それぞれの選択 「喫茶のみ」の営業も

新型コロナウイルス

佐藤瑞季
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 「まん延防止等重点措置」が20日に適用されたことを受け、愛知県は飲食店などへの営業時間短縮要請に加えて、県内全域でカラオケ設備の利用自粛も求めている。

 名古屋市東区のカラオケ喫茶「ひだ」は、カラオケの使用をやめて、喫茶のみで営業を続ける。

 もともと閉店は午後11時だった。喫茶店は、時短要請の対象となる飲食店でもある。要請を受け、閉店を午後8時に前倒ししたものの、21日の客は正午~夕方で4人のみ。客がいなくなった午後6時には閉店の準備を始めた。

 「高齢者が集う場所でクラスターを起こすわけにはいかない」と店主の村上光雄さん(76)。この日の売り上げは5600円で、コロナ前の1割にも満たない。いっそ閉めた方が赤字にならないとも考えたが、高齢者の集いの場として意味があると思い、営業を続けることにした。「安全に営業できるよう、一日も早く終息してほしい」と願う。

 カラオケの利用を続けることにした店もある。

 中村区でカラオケ喫茶を営む女性(79)は、「悩んだけど、昼カラオケまでやめたら店がつぶれる」と打ち明ける。

 コロナ下で、消毒を徹底し、アクリル板を設置したほか、客に「歌いにくい」と言われても歌唱時のマスク着用をお願いしている。

 店内には約10個のテーブルがあり、客が30人入ってもまだスペースには余裕があるぐらいだ。しかし、コロナ禍で、客は多くても1日5人ほどしかこない。「密になるような心配はない。店によって状況は違うのに、なぜカラオケが一律に対象となるのか。納得いかない」。今後も営業を続ける予定という。(佐藤瑞季)

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