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中国のワクチン接種、2億回超 買い物券で誘導も

新型コロナウイルス

北京=冨名腰隆
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 中国の国家衛生健康委員会幹部らが21日に会見し、中国国内での新型コロナウイルスのワクチン接種が累計2億回を超えたと明らかにした。医療関係者の接種率は8割を超えたとしているが、集団免疫を実現させるため、さらに接種を進めるとしている。

 中国政府は現在までに4種類のワクチンを承認し、都市部を中心に接種を促している。北京では、3月下旬から外国人も対象になった。国家衛生健康委幹部は「感染リスクの高い港湾都市、辺境地区、大中都市、過去に感染が広がった地区から優先的に接種を進めている」と説明する。

 中国は、国産ワクチンを発展途上国などに提供する「ワクチン外交」も展開するが、米国や英国と比べて安全性や治験に関するデータの開示が少ないとの指摘が今もある。今月10日には中国疾病予防コントロールセンタートップの高福主任が中国ワクチンの有効性の低さを認めたかのような発言が報道され、衝撃が広がった。

 ワクチンの有効性について、同センター幹部は会見で「有効性が一定の基準に達しているからこそ、ワクチンの使用を認めている」と強調。「ワクチン(の有効性)が100%でないからと接種しなければ、集団免疫も確立できないし、感染が広がる恐れもある」と訴えた。ただし、具体的な数字については言及を避けた。

 都市部では接種を拒む高齢者らを対象に買い物券を配布するなどの「誘導策」も展開されており、14億人の人口を抱える中国でワクチン接種を進める難しさもあらわになっている。(北京=冨名腰隆

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