新型コロナウイルスの感染者数の増加ペースが、東京都内で急激に上がっている。21日には843人が確認され、同じ水曜日だった前週の14日(591人)よりも43%増えた。都は同日、政府に緊急事態宣言の発出を要請したが、1月28日(1065人)以来の1千人超えが現実味を帯びてきた。
都内の新規感染者数は今週に入って急増している。
曜日ごとの感染者数は日曜日(18日)が543人、月曜日(19日)が405人、火曜日(20日)が711人、水曜日(21日)が843人。前週の同じ曜日との増加比でみると、29%→32%→39%→43%と日に日に上がっている。22日は感染者数が多くなる傾向にある木曜日にあたり、前週(15日)の729人を38%以上、上回れば1千人を超えることになる。
1週間平均の新規感染者数でみても、増加ペースの上昇は顕著だ。21日時点で665・3人に上り、前週比は133・8%で、1週間前の14日時点の119・2%から大きく上昇している。感染が急拡大した昨年12月31日時点の136・1%に匹敵する数値となっている。
都幹部「斜めじゃなくて垂直に」 危機感あらわ
感染急拡大の要因とみられるのが、感染力が強いとされる変異株の流行だ。
20日に発表された都内の変…

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