最古の官立寺院・大安寺 奈良時代の大伽藍をCG復元へ

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渡辺元史
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 東大寺興福寺などと並んで南都七大寺に数えられる奈良市の大安寺で、奈良時代の大伽藍(だいがらん)をコンピューターグラフィックス(CG)で復元する取り組みが始まった。都市化が進んだ現代の街中で、最盛期の境内を実際に再現するのは難しい。仮想世界で当時の境内や平城京を散策できるようにしたいという。

 大安寺はJR奈良駅から南へ1・5キロほどの市街地にある。奈良時代前半に約26万平方メートルあった境内は時代とともに規模が縮小。現在は約1万平方メートルと最盛期の約4%になり、境内だった場所には住宅が立ち並ぶ。実際に伽藍を復元することはほぼ不可能という。

 そこで大安寺はCGで当時の伽藍を復元しようと計画した。往時の寺の姿を多くの人に知ってもらい、歴史的な重要性を改めて考えてもらうのが狙いだ。奈良文化財研究所(奈文研、奈良市)の専門家らが史料や発掘調査をもとに、伽藍の配置や当時の建物の復元について助言した。

 寺によると、CGを見る人が仮想空間で境内を自由に歩き回れるように設計する。地上からの目線と、空から伽藍を見下ろすドローンからの視点の両方で楽しめるようにする。

 金堂や東西の七重塔、僧侶が…

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