隕石に炭酸水が入ってた 発見の教授「もし飲んだら…」

小川詩織
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 隕石(いんせき)に炭酸水が液体で入っていた――。立命館大などのチームが22日、米科学誌サイエンス・アドバンシス(https://doi.org/10.1126/sciadv.abg9707別ウインドウで開きます)に発表した。これまでに隕石から水が発見された例はないわけではないが、二酸化炭素(CO2)が含まれた水は初めてという。CO2の含有率は15%以上だったといい、土山明教授は「もし飲んだら、とても強い炭酸水だ」と語った。

 この隕石は、2012年に米カリフォルニア州のサッターズミルに落下した。探査機はやぶさ2」が訪れた小惑星「リュウグウ」と同じく水や有機物が豊富なタイプ。これまでに水分子や水酸基(OH)が見つかった例はあったが、このタイプから液体の水が発見されたのも初めてという。

 チームがX線や電子顕微鏡などを使って分析し、隕石に含まれる鉱物中から液体の水を見つけた。太陽系が誕生した約46億年前、豊富にあった氷やドライアイスが取り込まれて炭酸水になったらしい。CO2は太陽に近づくと蒸発してしまうため、隕石は木星より外側でできたようだという。土山さんは「はやぶさ2が持ち帰ったサンプルからも液体の水が見つかるかもしれない」と期待した。(小川詩織)