五輪メダルへ未到の挑戦、10種競技・右代啓祐選手

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能田英二
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 陸上・10種競技の勝者には「キング・オブ・アスリート」の称号が与えられる。北海道江別市出身の右代(うしろ)啓祐選手(34)=国士舘大学体育学部講師=は、この競技の日本記録保持者だ。過酷な競技を続ける原動力になってきたのが五輪での経験だ。

 10種競技は、2日間で「走・跳・投」の種目を戦い抜く。王者たるゆえんだ。右代選手は「瞬発力、持久力、跳躍力、パワーのすべての要素がそろった競技。選手は筋肉隆々でスタイルが良い」と表現する。自身は196センチ、95キロ。シーズンの佳境には体脂肪率を3%にまで絞り抜く。

ロンドン五輪では日本選手題の旗手も務めた右代選手。帰国後に待ち受けていた試練とは

 札幌第一高校陸上部では走り高跳びとやり投げを専門にしていた。監督のすすめで8種競技を始めた。10種に取り組んだのは国士舘大学に入ってからだ。2011年に日本選手初の8千点超え。12年ロンドン五輪では日本代表として48年ぶりに五輪出場を果たした。

 そこでの鮮烈な体験が、のちの競技人生の支えになった。

 2日目、8種目の棒高跳びで…

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