「世界」は思い込みと突きつける受賞作 矢部太郎さん評

有料会員記事手塚治虫文化賞

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 手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の第25回受賞作が決まりました。社外選考委員を務めたお笑い芸人の矢部太郎さんの選評は次の通りです。

矢部太郎さん(お笑い芸人)

 こうであると感じ、生きている「世界」が全く違った様相を見せてくる。「世界」が自分の置かれている場所から見えるもの、自分がこうである、こうであって欲しいと思っているものに過ぎないということを鮮やかに描き出し、突きつけてくる。受賞作はそんな作品であるような気がします。

 マンガ大賞は世界の外側を見せることで、世界の正しさを疑う「ランド」。その物語の大きさ、現代性、作品としての面白さは抜きんでていたと思いました。

 新生賞は時間的に俯瞰(ふか…

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