群馬県で山火事、24世帯に避難勧告 栃木県境近く 

長田寿夫、中村瞬、寺沢尚晃、星井麻紀
【動画】群馬・みどり市の山火事=野津賢治撮影
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 22日午後0時20分ごろ、群馬県みどり市東町沢入の山林で山火事が発生した。燃え広がる可能性があり、みどり市は、付近の24世帯32人に対し避難指示を出した。

 みどり市災害対策本部を設置。消火活動には陸上自衛隊新潟県のヘリコプターが参加した。桐生署や桐生市消防本部によると、現場は草木ダムがある草木湖近くで、栃木県との県境も近い。

 また同じころ、現場近くで無職神山順一さん(73)方から出火、木造の2棟が全焼した。神山さんと連絡が取れていないという。同署が出火原因や山火事との関連を調べている。

 前橋地方気象台によると、群馬県内には20日7時58分から乾燥注意報が発令中で、24日までは乾燥が続く見通しという。

 避難所の沢入会館には、3世帯5人が避難した。蓼沼喜(よし)さん(85)、京子さん(83)夫妻は午後4時半ごろ、近所の人と一緒に身を寄せた。京子さんは、洗濯物を取り込もうと玄関を出て火事に気づいた。喜さんも「目の前の山が燃えていた」。焦げ臭いにおいがして、燃えかすが自宅にも飛んできたという。

 同市東町草木の「みかげ原展望地」からは、山の複数箇所で煙が上がっているのが確認できた。辺りには煙が立ちこめ、黒いすすのようなものが舞っていた。(長田寿夫、中村瞬、寺沢尚晃、星井麻紀)