「日本の半導体、ライバルでない」TSMC創業者が認識

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台北=石田耕一郎
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 米アップルなどを顧客に持ち、半導体の受託生産で世界最大手の台湾メーカー「台湾積体電路製造」(TSMC)の創業者・張忠謀(モリス・チャン)氏が21日、台北市内で講演し、「中国の半導体製造(技術)はTSMCに比べて5年以上、遅れている」と語った。

 半導体は携帯電話やパソコンのほか、自動車や軍事産業などにも欠かせず、米中技術覇権争いの主戦場だ。受託生産ではTSMCと米インテル、韓国のサムスン電子が技術開発やシェア争いでしのぎを削る。

 張氏は講演で米中韓と台湾の競争の現状について、「米国は(工場)用地や(製造に必要な)水、電気の供給面で有利だが、会社の管理層や技術者らの職人気質の点で台湾に劣る。政府の補助金はあるが、長期的には劣勢の挽回(ばんかい)は難しい」と指摘。また、中国については「中国政府は20年以上にわたり、数百億ドルの補助を出してきたが、半導体製造(技術)ではTSMCに比べて5年以上、遅れている。現時点ではライバルではない」と述べた。

 その上で、サムスン電子の人…

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