フリーレン作者、新生賞に喜び「手塚治虫先生の…」

手塚治虫文化賞

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 第25回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の新生賞に選ばれた「葬送のフリーレン」の原作担当山田鐘人さん、作画担当アベツカサさんがそれぞれ受賞の言葉を寄せた。

原作・山田鐘人さん受賞の言葉

 この度は手塚治虫先生の名前を冠した賞をいただき、驚きと喜びをかみしめています。

 作画のアベツカサ先生に作品の世界観や雰囲気をうまく描いていただき、原稿を見るのが毎週楽しみです。担当編集者さんとは、いつも楽しく打ち合わせしております。

 この作品は、勇者一行が魔王を倒した後の世界から始まります。派手な物語ではありません。ですが、勇者たちとの旅の思い出を携えて、主人公の魔法使い・フリーレンの感情が垣間見えると思います。

 その道行きをたくさんの人に楽しんでもらえるよう今後も精進し、努力を重ねていきたいと思います。ありがとうございました。

 やまだ・かねひと 2009年、「週刊少年サンデー」(小学館)のまんがカレッジ入選。主な作品に「名無しは一体誰でしょう?」(作画・岡﨑河亮)、「ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア」がある。20年「葬送のフリーレン」(「週刊少年サンデー」)にて原作担当として連載開始。

作画・アベツカサさん受賞の言葉

 この作品は私が絵を描いていく上での人生の指針を気付かせてくれた。そんな気がします。この機会を下さった山田鐘人先生、編集さんには感謝しかありません。

 その大切な作品がこうしてマンガの神様、手塚治虫先生の名のついた名誉ある賞に選んでいただけたことを大変光栄に思います。

 表現、技術に限界は無いと思っています。私はこれからも自分の中の世界を広げ、それを表現するための技術を磨いていけるよう頑張ります。

 ありがとうございました。

 あべ・つかさ 1995年茨城県生まれ。2017年「週刊少年サンデーS増刊」(小学館)にて「カノン」でデビュー。20年「葬送のフリーレン」(「週刊少年サンデー」)で作画担当として連載開始。

「葬送のフリーレン」あらすじ

 魔王を倒した勇者一行の“その後”。魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分がある。彼女が“後”の世界で生きること、感じることとは――。残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは――。“冒険の終わり”から始まる、本格“後日譚(たん)(アフター)”ファンタジー!