滝が流れ落ちる「立体庭園」も 熊本駅ビルがお披露目

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大木理恵子、松本真弥
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 熊本市のJR熊本駅の駅ビル「アミュプラザくまもと」が23日、全面開業する。JR九州の駅ビルでは博多に次ぐ2番目の規模で、開発が進まなかった「玄関口」は一変した。ただ、コロナ禍で駅ビルビジネスは苦戦を強いられており、熊本駅ビルも逆風下での船出となる。

 開業前日の22日は、関係者向けの内覧会が開かれた。訪れた市内の50代女性は「駅ビルはアクセスも良く、気軽に映画鑑賞やショッピングができる」。JR九州の青柳俊彦社長は開業式典で「住みたい、働きたい、訪れたい街づくりをめざして開発した。熊本にふさわしい駅ビルが出来た」とあいさつした。

 地上12階建て。映画館や飲食店、衣料品店など185店が並び、8階以上には結婚式場とホテルが入った。ビル内の吹き抜けには「立体庭園」が設けられ、県内の小国町にある鍋ケ滝をイメージした約10メートルの「滝」をつくり、熊本の豊かな自然を感じられるようにした。先行開業していた別棟や高架下の施設を含めた営業面積は計4万8650平方メートルに及ぶ。

 熊本駅は市中心部から2キロほど離れ、長年商業の「空白地帯」だったが、2011年の九州新幹線の全線開通をきっかけに開発が動き出した。熊本市立図書館などが入る「くまもと森都心プラザ」が11年に東口側にオープン、近くには30階を超えるタワーマンションが建った。肥後銀行鹿児島銀行を傘下に持つ「九州フィナンシャルグループ」の11階建ての本社ビルも今秋に完成予定で、駅ビルの開業で駅を中心とした副都心が出来上がる。

 ただ、当面はコロナ禍に直面…

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