打ち切り免れ、長編に 手塚治虫文化賞・大賞「ランド」

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 第25回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)のマンガ大賞に選ばれた「ランド」。四方に巨大な神像が立つ「この世」と呼ばれる村で育った少女・杏(あん)は、禁忌を破って山の向こうの「あの世」を見てしまう。世界が大きく揺らぎ、人々がうろたえ争う中、杏と仲間は新しい未来に向かって進む。

 作者山下和美さんは1980年に少女マンガ誌でデビューし、青年誌へ移った。1話完結形式のヒット作「天才 柳沢教授の生活」「不思議な少年」から「ランド」で新境地を開き、全11巻の長大な物語を完結させた。

 「連載当初は人気が出なくて『3巻で終わらせて』と編集者に言われました。1巻のラストで読者が驚いたのか、意外に売れたおかげで『打ち切り』を免れ、生き延びることができた。疲れたけど、最後まで描ききることができてよかったです」

 長い連続ものを描くことには、これまでにない不安と緊張があったという。

 「途中で何話か読まなかった…

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