気候変動サミット開幕 バイデン氏「30年までに半減」

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ワシントン=合田禄、北京=冨名腰隆
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 米国が40の国・地域の首脳らを招待した気候変動サミットが22日、オンラインで始まった。人権や安全保障などの問題で対立する中国とロシアの首脳も参加した。米国はサミットに先立ち、2030年までに05年比で温室効果ガスを50~52%削減する目標を設定した。

 サミットは日本時間22日午後9時に開始。バイデン米大統領は冒頭、「30年までに半減させる」と米国の新たな削減目標について説明。オバマ政権時の目標値「25年に05年比で26~28%削減」からほぼ倍増させた。意欲的な目標を各国首脳を前に公表することで、指導力を印象付けたい考えだ。また、「このサミットでは各国がより高い目標をどう設定できるか議論する。それによって高収入の雇用が創出されるだろう」と述べ、再生可能エネルギーのインフラ整備などで経済効果を生み出すことを強調した。

 バイデン政権は「気候変動は外交の中心」と位置づけ、温暖化対策での国際協力を模索してきた。1月に政権が発足するとすぐ、気候変動サミットの開催を宣言。3月末には人権問題や安全保障をめぐって対立が深まる中国やロシアも招待。利害が重なる分野では協調する姿勢を鮮明にした。中ロは直前に首脳の参加を表明。いずれも協力姿勢を示し、緊張緩和の糸口を見いだしたい思惑も透ける。習近平(シーチンピン)国家主席サミットで「互いに非難するのではなく協力すべきだ。中国は米国を含む国際社会とともに環境対策を進めるため、共に努力することを期待している」とした。

 2015年に採択されたパリ…

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