ワンピース作者の直筆イラスト展示 熊本地震復興願う

長妻昭明
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 人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」作者の尾田栄一郎さんが熊本地震からの復興を願って描いた主人公・ルフィなどの直筆イラスト6点が、熊本県立美術館で展示されている。直筆イラストの公開は珍しく、県内外のファンでにぎわっている。

 尾田さんは熊本市出身で、熊本地震の本震直後の2016年4月19日に、SNSで「必ずや復興のお手伝いさせて頂きます。どうかフンバってください」というメッセージを発信し、その後も県に8億円の義援金や寄付金を贈るなど、復興の支援をしてきた。

 展示されているのは、「ワンピース」に登場する「麦わらの一味」のルフィ、サンジ、ウソップ、チョッパー、ブルック、フランキーを描いたイラスト色紙6点。県が熊本地震からの復興プロジェクトとして、18年から被災地などに設置しているワンピースのキャラクター像の除幕式に合わせて、尾田さんが県に贈ったものだ。

 公開初日の3日、鳥取県から訪れた会社員の佐藤真子さん(23)は「直筆を初めて見たが、すごく細かく描かれていて、尾田さんが熊本のことを真剣に思って描いたことが伝わってきました」。学芸員の林田龍太さん(42)は「直筆のイラストを見て、少しでも勇気を出してほしい」と話した。観覧は無料で、6月20日まで。(長妻昭明)