ふかふか布団で快適に ベトナム人実習生らの睡眠支援

新型コロナウイルス

斯波祥
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 アジアから埼玉県内に来ている留学生や技能実習生らとの交流の場をつくろうと、市民団体の「アジアの人びとと交流する会」(兼岡敏二代表)が今月、発足した。メンバーは、コロナ禍で行き場を失ったベトナム人技能実習生らが快適に眠れるように、寝具をふかふかに乾燥させる活動に取り組んでいる。

 3日に志木市内で設立総会があり、同市や新座市など県内の17人が集まった。会のテーマは「アジアの人々との出会いの広場を心の中につくろう」。交流を進めながら、様々な支援も行っていくという。

 設立準備をしていた昨年末からメンバーが取り組んでいるのが、本庄市にある大恩寺への支援活動だ。

 同寺はコロナ禍で仕事や住まいなどを失ったベトナム人技能実習生や留学生らの文字通りの「駆け込み寺」。住職のベトナム人尼僧ティック・タム・チーさんは在日ベトナム仏教信者会の会長でもあり、チーさんを頼って数十人が共同生活を送っている。

 兼岡代表らは当初、米や即席ラーメンなどの食料支援も考えたが、年末年始の寒さのなか、ベトナム人らが使う寺の寝具をふかふかにすることを思いついた。名付けて「布団乾燥プロジェクト」。

 寺の約150枚の掛け布団や敷布団、それに毛布や枕などを布団乾燥車に運び入れ、約40分間、90度ほどで加熱する。1回に乾燥できるのは約15枚。これを10回ほど繰り返す。6時間を超す作業だ。

 加熱による殺菌や消毒の効果があり、コロナ感染防止対策になる。寺の要望もあり6月まではほぼ月に1回は行う予定で、「住職のチーさんにとても喜んでもらっている」と兼岡代表。

 ただ、布団乾燥車の依頼に1回で約5万円の経費がかかる。これまでの3回分は寄付などでなんとか対応したが、4~6月の3回分の経費がこのままでは不足するという。同会では会員の募集や活動資金の寄付などを広く呼びかけている。

 問い合わせは兼岡代表(080・4291・4904)へ。(斯波祥)

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