久留米市にも時短要請の福岡県 感染者は連日200人超

山田佳奈、神野勇人
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 福岡県は22日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて対策本部会議を開き、飲食店などへの午後9時までの営業時間の短縮要請を久留米市にも出すことを決めた。期間は25日~5月19日。県内の22日の新規感染者数は268人と2日連続で200人を超え、拡大の傾向は強まっている。

 県では14日以降、連日100人以上の感染を確認。直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は22・8人で、国の分科会の指標で2番目に深刻な「ステージ3(感染急増、15人以上)」の基準を超えている。

 22日に時短要請が始まった福岡市に加えて久留米市でも感染が急増し、この日の感染確認は51人と過去最多だった1月21日の22人を大きく上回った。10万人あたりの新規陽性者は45・3人でステージ4(感染爆発段階、25人以上)の基準を超えた。対策本部会議後の会見で服部誠太郎知事は「久留米市は筑後地域で最大の繁華街を抱え、周辺地域に及ぼす影響も大きい」と時短要請の理由を説明した。

 福岡市では22日、102人の感染を確認。今月だけで中洲地区の飲食店を含む13件でクラスター(感染者集団)が発生している。

 県によると、前回の時短要請と同様に福岡市内のほぼ全ての飲食店にあたる約1万5千店が時短に協力する見込みだが、感染を抑え込めるかは不透明だ。大阪府では5日に「まん延防止等重点措置」(重点措置)が適用されたが感染拡大は止まらず、23日にも緊急事態宣言が出される見通しだ。

 服部氏は重点措置や緊急事態宣言の適用について、「飲食店への時短要請の効果をしっかり見る必要があり、それを踏まえて判断する」と語るが、福岡市の担当者は「いつ大阪のようになるのか予断を許さない状況だ」と危機感を強める。(山田佳奈、神野勇人)