削減目標「容易なものではない」気候変動サミットで首相

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 バイデン米大統領が主催するオンラインでの気候変動サミットが22日夜に開幕し、菅義偉首相が出席した。首相は2030年度の温室効果ガスを13年度比で「46%削減」する方針を各国の首脳に表明した。これまでの「26%削減」を大きく引き上げるものだ。

 サミットには、世界の40の国・地域の首脳らが出席。中国の習近平(シーチンピン)国家主席やインドのモディ首相、英ジョンソン首相に続いて菅首相が登場した。首相は冒頭、「ジョー、またお目にかかれてうれしく思う」と、先週米国で会談したバイデン氏に語りかけた。

 気候変動への対応について、首相は「経済の制約ではない。むしろ我が国、そして世界経済を長期にわたり力強く成長させる原動力になる」と述べた。「46%削減」とした日本の新たな目標を表明したうえで、「さらに、50%の高みに向け、調整を続ける」と意欲を語った。

 首相は、これまでの目標が26%削減だったことに触れ、「目標を7割以上引き上げるもので決して容易なものではない」との認識を示した。その目標を大きく引き上げたことについて首相は、「世界のものづくりを支える国として、次なる成長戦略にふさわしいトップレベルの野心的な目標を掲げることで、我が国が世界の脱炭素のリーダーシップをとっていきたい」とした。

 首相は、先週開かれた日米首脳会談にも言及し「インド太平洋諸国をはじめ途上国の脱炭素社会への移行加速化の各分野で、日米で協力して取り組む」と強調した。