(いにしえナビ)アフロヘアの柔和なお顔 

有料会員記事

米田千佐子
[PR]

五劫院の五劫思惟阿弥陀仏坐像

 奈良市北御門町は、東大寺の北大門があったことに由来する地名です。この地にあるのが東大寺の末寺・五劫院(ごこういん)。東大寺再建に貢献した重源が宋から持ち帰った仏像のうち1体を本尊として安置したことから始まったと代々言い伝えられてきました。

 その仏像が「五劫思惟阿弥陀仏坐像(ごこうしゆいあみだぶつざぞう)」(国重要文化財)です。ほおのふっくらした「アフロへア」の赤ちゃんのような顔立ち。人々をどう救うかという難題に向き合った菩薩(ぼさつ)が如来になった瞬間の姿です。伸びた螺髪(らほつ)が「五劫」という長期間、大切な修行をしたことを視覚的に表します。

 東大寺勧進所(奈良市)にも…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。