聖火が九州に、大分で出発式 ランナーには抗原検査

倉富竜太
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 東京五輪聖火リレーが23日、大分県に入り、ランナーが初めて九州を走った。新型コロナウイルスの感染が広がるなか、対策をしながら、24日まで大分県内の全市町村を巡回。九州・沖縄各県を回って5月13日に山口県へつながれる。

 大分県別府市であった出発式には、招待された地元小学生を含む約470人が参加。広瀬勝貞知事が「県内の魅力的な地域を、コロナの感染に気をつけながら安全に走っていただきたい」とあいさつした。トーチに火がともされ、最初の走者の田中琴乃さん(29)=川崎市=が拍手のなか、手を振りながら走り出した。

 田中さんは別府市出身。新体操団体の選手として北京、ロンドン両五輪に出場した。「別府は私の出発点。新体操だけでなく、子どもたちにスポーツの魅力を発信していきたい」

 大分県内では、大分市出身のタレント指原莉乃さん(28)=東京都=ら180人が全18市町村の171区間をつなぐ。新型コロナ対策のためランナーは抗原検査をするほか、24日夕に聖火が到着するJR大分駅前の「祝祭の広場」の外周の沿道で密集ができないよう、会場内を見えなくする仕切り幕が設けられた。(倉富竜太)