精いっぱい生きている妻の顔は #コロナを生きる言葉集

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 精いっぱい生きている妻の顔は、とても美しい(高齢者施設で暮らす妻とオンライン面会を続ける三橋良博さん)

#コロナを生きる言葉集

 妻・芳枝さんは同い年の68歳だ。23歳で結婚、52歳のとき妻は若年性認知症と診断された。長い在宅介護の日々をへて、いまは横浜市介護老人保健施設で暮らす。

 症状は進んで、寝たままの状態だ。言葉はまったく出ない。コロナ感染拡大のなかで直接の面会はかなわない。週に1度のオンライン面会のため施設に通う。

 タブレット端末に映る妻に幾度も声をかける。さまよう視線が自分を探しているように思える。ふと見せるわずかな表情の変化、それが眉間(みけん)にしわを寄せた泣き顔であっても、感情を表してくれるだけでうれしい。夫である自分のことをわかっていると感じる。「私もがんばっている」という妻の気持ちが伝わってくる。

 面会は5分間。施設を出て1人になると、なぜか涙がでる。会いたい。

     ◇

 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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