「芸人投稿はステマ」との京都市への訴え棄却 京都地裁

白見はる菜
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 吉本興業所属の漫才コンビにツイッターで施策を発信してもらうことなどを条件に、京都市が同社に計420万円を支払ったのは違法だとして、市民団体が門川大作市長を相手取り、同社などに返還請求するよう求めた訴訟の判決が23日、京都地裁であった。増森珠美裁判長は、適法と判断し、訴えを棄却した。

 判決によると、同社の漫才コンビ「ミキ」は2018年、市のふるさと納税などをめぐり、「京都最高ー♪みんなで京都を盛り上げましょう!!」などと投稿した。原告側は、広告と明記していないため、口コミを装った「ステルスマーケティング(ステマ)」にあたり、違法だと訴えていた。

 判決は、同社のタレントが市長を表敬訪問し、市交通局のポスターに起用されていたことなどを挙げ「投稿が、広報活動の一環だったことは明らか」と指摘。消費者の合理的な判断を妨げる危険性が高い投稿とはいえない、と結論づけた。(白見はる菜)