USJが臨時休業決定 天王寺動物園は宣言前から休園

甲斐江里子、栗林史子
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 新型コロナウイルスの感染再拡大にともない、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に3度目の緊急事態宣言が出されることになり、各地のレジャー施設が対応を迫られている。ゴールデンウィークを目前に控え、戸惑いが広がっている。

 大阪市天王寺区天王寺動物園は、宣言の開始より1日早い24日からの休園を決めた。再開日は決めていないが、少なくとも宣言の期間中は休園する。休園中は動物園のブログやユーチューブで動物たちの様子を伝える。

 休園前日となった23日の動物園は親子連れが目立った。2歳の長男と来園した天王寺区の40代女性は、年間パスポートをもち、近所の公園のような感覚で動物園を訪れてきた。「連休中の遠出の予定はないけど、行き先の選択肢が一つ減ってしまった」と残念そうに話した。

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臨時休園のお知らせを取り付ける天王寺動物園のスタッフ=2021年4月23日午後2時5分、大阪市天王寺区、甲斐江里子撮影

 近くの通天閣も25日から当面、展望台を休業。兵庫県姫路市は、世界遺産姫路城天守閣など、有料エリアへの入城を25日から5月11日まで休止する。

 大阪市此花区ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)も25日からの臨時休業を決めた。期間は休業要請が解除されるまでで、休業するのは昨年2月末から約3カ月間休んで以来になる。現在もまん延防止等重点措置を受け、入場者数を1日最大5千人に制限していた。

 大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」は、すでに入場者を日付指定券の購入者に限っているが、今後、政府などの要請の中身を踏まえて具体的な対応を検討するという。あるテーマパークの担当者は「すでに土日もかなり人出は減っている。仕方がないが、再び休業になれば、連休中に全く人が入らず苦しい」と話す。

 大阪市港区の水族館「海遊館」も23日夜に臨時休館の方針を固めた。宣言期間中の対応を決めかねていたが、感染状況や他の施設の休業予定を受けて判断した。担当者は「準備の時間も必要なので、休館の日程は24日以降に発表する」としている。

 堺市南区の農業公園「ハーベストの丘」では、すでに連休中のイチゴ狩りなどの体験予約が多く入り、担当者は「できれば営業をしたいけど、果たして休業要請の対象になるのかどうか」と困惑していた。(甲斐江里子、栗林史子