金融激戦区 「三十三銀」いざ船出 合併で生き残り図る

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近藤郷平
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 三重県を本拠とする三十三フィナンシャルグループ(FG)傘下の三重銀行(同県四日市市)と第三銀行(同県松阪市)が5月1日に合併し、「三十三銀行」が誕生する。超低金利や人口減少といった厳しい事業環境が続くなか、経営基盤を固めて生き残りを図る。

 ライバルだった2行は2018年4月に経営統合し、三十三FGが発足。2行合併に向けて組織体制やシステムの統合などの準備を進めてきた。三重銀は三重県北部の大企業や中堅企業を顧客基盤とし、第三銀は同県中南部の中小企業や個人事業主を基盤とする。

 東海3県は地銀8行と、メガバンク・三菱UFJ銀行がひしめき、貸し出し競争が激しい全国屈指の激戦区だ。自動車産業を中心とした愛知県に比べると、三重県は経済規模でおとり、人口減少のスピードもはやい。厳しい環境に置かれた三重銀と第三銀は互いの地域や顧客を補完する関係にあり、業界関係者は「オーバーバンキング(銀行過剰)があり、合併は自然な流れ」という。東海3県での地銀再編は12年に十六銀行岐阜市)が岐阜銀行(同)を吸収合併して以来だ。

 三十三銀行の本店は、現在の…

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