熱中症警戒アラート、28日から全国で開始 予防策促す

川田俊男
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 環境省は23日、熱中症予防の注意を呼びかける「熱中症警戒アラート」を今月28日から全国で始めると発表した。近年は死者数や搬送者数が増加傾向で、特に高齢者が8割を占める。エアコンをつけるなどの予防策を促すことで、発症の被害を減らすのがねらいだ。

 警戒アラートは、気温や湿度、日差しの強さなどによる「暑さ指数(WBGT)」をもとに、熱中症になる危険性が高くなると予測したときに発表する。登録メールや、自治体や報道などを通じて知らせる。前日の午後5時と当日の午前5時の2回、全国を58地域に分けた気象庁の予報区ごとに発表する。今年は4月28日から10月27日まで。

 警戒アラートが出たら、予防行動を普段以上に徹底するよう求める。具体的には、いつも以上にこまめに水分を補給し、外出は控える。屋外での運動をやめ、屋内ではエアコンをつけることなどを促す。

 全国の熱中症による死者数は2018年以降、年間1千人超で推移し、うち8割が65歳以上の高齢者だ。昨夏の東京23区内の死者の9割は高齢者で、そのうち9割が屋内にいて発症。9割はエアコンを使っていなかったという。

 小泉進次郎環境相は会見で「熱中症という災害です。今年も暑い夏になるかもしれない。最終的には熱中症による死者数ゼロにしたい」と話した。

 詳しくは「環境省熱中症予防情報サイト」(https://www.wbgt.env.go.jp/別ウインドウで開きます)で確認できる。(川田俊男)