TVもYouTubeも等身大 吉田朱里が力まない理由

有料会員記事

阪本輝昭
[PR]

 「美容系YouTuber(ユーチューバー)」としても知られる元NMB48の吉田朱里が、MBSの新番組「よんチャンTV」の火曜レギュラーに起用された。夕方は、関西の民放が激しくしのぎを削る時間帯。セルフプロデュースの武器としてSNSにいち早く着目し、ブレークを果たした吉田は、テレビの「主戦場」で何を思うのか。

 「1099人!」。生放送中のスタジオにメモが回り、あわただしい空気が漂う。この日、大阪府内の新型コロナウイルスの感染者は初めて1千人を超えた。吉田は「心配ですね……」と言い、負担の増す医療現場への懸念を語った。

 同番組は連日、「コロナの『なんで?』」というコーナーを設け、新型コロナに関する出演者や視聴者の疑問を専門家にぶつけている。

 「ワクチン接種に関して、若者向けの情報が少ないのはどうして」「変異株の感染力が強いとされるのはなぜ。生活の中でどう注意したらいいのか」

 あわただしい動きの中でかすみがちな若い世代の視点に立った、こうした吉田の投げかけはスタジオでの議論の出発点になっている。吉田自身は「同世代がニュースを難解なものと感じているのは、『前置き』となる初歩的な部分の説明が少なく、玄人向きのつくりになっているから。あえて素朴な疑問を臆せず口にすることで、ニュースの前提や『そもそものところ』を考えてもらうきっかけをつくるのが自分の役割」と話す。

 そうかと思えば、即完売の人…

この記事は有料会員記事です。残り2011文字有料会員になると続きをお読みいただけます。