米と会談したいから? ロシア、軍をクリミアから撤収へ

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モスクワ=石橋亮介、ワシントン=高野遼
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 ロシア国防省は23日、ウクライナのクリミア半島に展開していたロシア軍の部隊が撤収を始めたと発表した。ウクライナ国境付近とともに増強していたが、ウクライナや欧米との間で高まった軍事的緊張を緩和し、米ロ首脳会談の実現に向けた環境を整える狙いがあるとみられる。ただ、欧米とロシアの亀裂は深まっており、どこまで軍が縮小され、実際の緊張緩和につながるかは不透明だ。

 「(演習の)目的を完全に達成し、国防能力を実証した」。ロシアのショイグ国防相は22日、クリミア半島であった軍の会合でそう述べ、同半島と国境周辺の増強部隊に5月1日までの引き揚げを命じた。

 「演習」を名目にしたロシア軍の増強は3月末に始まった。欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表が「過去最大級」の10万人規模に達したとの見方を示すなど、欧米には「挑発行為だ」とロシアへの批判が高まっていた。

 ロシア軍の狙いは、欧州連合

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