変異株の重症化率5.5%、従来型は1.6% 感染研

新型コロナウイルス

姫野直行
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 国立感染症研究所は23日、新型コロナウイルスの変異ウイルスについて、重症化する割合は5・5%だったとの調査結果を公表した。従来株の約1・6%よりも高いものの、症例が少ないことや入院時の重症度を考慮していないことなどから、変異株の方が重症化率が高いと結論付けることは難しいとしている。

 昨年12月22日~3月9日に変異株に感染して入院した110人について調べた。うち重症化したのは5・5%にあたる6例で、重症化率は従来株の約1・6%よりも高かった。感染研は「国内の変異株の疫学的・臨床的特徴を初めて明らかにした」としている。

 調査対象の110人は、10歳未満が20人で最も多く、30代18人、40代17人と続く。英国型が105例で95・5%を占め、南アフリカ型が4例、ブラジル型が1例だった。

 入院時の主な症状は、37・5度以上の発熱44例、せき42例、倦怠(けんたい)感27例だった。入院中の酸素投与は、鼻カニューレやマスクが21例、鼻から高流量の酸素を投与する「ネーザルハイフロー」が8例だった。5例が集中治療室(ICU)で治療を受けた。死亡は1例だった。(姫野直行)

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