拘束の邦人ジャーナリスト「健康問題なし」 大使館接触

ミャンマーはいま

バンコク=福山亜希
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 クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで、虚偽のニュースを広めたとして訴追されたヤンゴン在住の日本人フリージャーナリスト、北角(きたずみ)裕樹さん(45)に23日午後、現地の日本大使館が電話で接触した。18日夜に逮捕されて刑務所に移送された後、大使館側が北角さんに接触できたのは初めて。北角さんは、健康状態に問題はないと話したという。

 丸山市郎・駐ミャンマー大使が、本人から状況を聞いた。北角さんは「不当な扱いは受けていない」と答え、けがなどはしていないという。大使館側は対面での面会を求めたが、新型コロナウイルス感染対策を理由に国軍側から拒否された。大使館は「今後も早期解放を求めていく」としている。

 北角さんは日本経済新聞の元記者で、ミャンマーではフリーの立場で活動。2月1日のクーデター直後から現地で抗議デモの様子などを取材し、2月26日にも取材中に身柄を拘束されたが、その日のうちに解放された。

 その後も国軍に対する市民の抗議活動などの取材を続け、SNSなどを通じて発信してきた。4月18日夜にヤンゴンの自宅で逮捕され、郊外のインセイン刑務所に移送された。(バンコク=福山亜希)