コロナ禍の学生支援 高知のNPO、食料や生理用品配布

新型コロナウイルス

清野貴幸
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 新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮している大学生を支援しようと、高知市のNPO法人が高知県内の大学で、食料や生理用品の無料配布を始めた。

 主催はNPO「地域サポートの会 さわやか高知」。普段は高齢者の介護や家事などの支援を有償で提供しているが、コロナ禍が続く中で若い世代の支援にも初めて取り組んだ。

 高知工科大の香美キャンパス(香美市土佐山田町)で22日にスタートし、県を通じた呼びかけに応じ地元の企業や農園など15の個人・団体が食材を無償で提供した。新鮮な野菜や米、伝統食品の「田舎ずし」、即席麺・菓子などの加工品が並び、訪れた学生が次々に選んでいった。JAの女性グループからの寄付金で購入した生理用品は女性限定で提供された。

 廊下や階段まで学生の列ができた。約30分待ったという2年の勝田塔子さん(19)は「生活費の負担が減るので助かります」。大学院1年の山崎颯(はやと)さん(23)はアルバイト収入が減ったといい、「無料なので学生にとってはありがたい。またこういう機会があれば利用したい」と話した。

 南国市農業生産法人「南国スタイル」は地元産のキャベツとパプリカを提供した。スタッフが「パプリカは黄色い方がビタミンが多いよ」と学生に呼びかけたり、調理方法を教えたりした。学生時代に自炊していたという中村文隆専務(45)は「食べ物を作る仕事をする者として少しでも助けになればと思った。全国から来ている学生に高知の農産物を知ってもらう機会にもなれば」と話した。

 無料配布は、26日に高知工科大と県立大の永国寺キャンパス、28日に県立大池キャンパス、5月12日に高知大の朝倉キャンパス(いずれも高知市)で予定され、各会場で約150人分を用意するという。(清野貴幸)

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