パリ近郊で警官が刺殺される テロ事件として捜査を開始

パリ=疋田多揚
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 仏紙パリジャンなどによると、23日午後2時半ごろ、パリ近郊ランブイエの警察署に男が侵入し、女性警察官を刃物で刺殺した。男は警察官に銃撃され死亡した。仏検察がテロ事件として捜査を始めた。

 同紙や仏検察などによると、警察官はのど付近を刺されていた。男は犯行当時、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたほか、犯行前に現場を下見していたという。

 男はチュニジア国籍で1984年生まれ。2009年にフランスに入国した。配達運転手として働き、最近ランブイエに引っ越してきた。当局の監視対象ではなかったという。現場に駆けつけたカステックス首相は「テロと戦う我々の決意は変わらない」と強調した。

 フランスでは昨年秋、パリ郊外で中学教師がチェチェン系の男に首を切断されて殺害されたほか、南部ニースの教会で男女3人がチュニジア人の男に刺殺されるなど、3件のテロ事件が相次いだ。19年にもパリ警視庁で、過激思想に染まったとされる同庁職員(45)が同僚4人を刺殺した。(パリ=疋田多揚)