世界で進むワクチン確保・接種 英国、マスクなし客多数

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ブリュッセル=青田秀樹、ロンドン=金成隆一、ワシントン=合田禄
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 世界でワクチンの確保や接種の動きが加速している。欧州連合(EU)は23日、域内の成人(18歳以上)の7割、2億5千万人への接種完了を目ざす時期を、夏の終わりから7月に前倒しできると表明した。承認済み4社のワクチンで、供給遅れをカバーできるという。

 EU各国へのワクチン供給は昨年末からの3カ月間で1億回分だったが、現時点では1・5億回分だという。ドイツのバイオ企業ビオンテック社と米製薬大手ファイザーが共同開発したワクチンの増産が進み、供給が早まったことなどで、「困難な局面に対処できるようになった」(フォンデアライエン欧州委員長)としている。

 EUでは加盟各国を代表して欧州委が製薬会社と供給契約を結んでいる。6月までに4社で約5億回分の供給を見込むが、ファイザーとは2023年までの18億回分の追加契約ができそうだという。

 接種態勢も徐々に整ってきた。フランスでは、ワクチン接種の担い手を薬剤師や獣医師にも広げた。ドイツでは、中核となる接種センターや巡回バスだけでなく、最寄りのかかりつけ医でも打てるようにし、急速に接種が進んでいる。

 ただ、供給遅れが続く英アストラゼネカ製や米ジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンには接種後、「非常にまれ」に血栓ができる副反応が報告され、市民の不信感は拭えていない。変異ウイルスへの懸念も残る。

 英国では、50歳以上への1…

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