名古屋市長選、無所属4氏が最後の訴え 25日投開票

関謙次
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 名古屋市長選は25日投開票される。4期目をめざす現職河村たかし氏(72)、新顔のNPO代表押越清悦(せいいち)氏(62)、新顔の元市議横井利明氏(59)、新顔の元会社員太田敏光氏(72)の4氏が、いずれも無所属で立候補している。

 河村氏は自身が代表の地域政党減税日本が推薦。横井氏は自民、立憲民主、公明、国民民主4党が推薦、共産、社民両党県組織も自主的に支援し、両氏の事実上の一騎打ちとなった。新型コロナウイルス対策や、偽造事件に発展した大村秀章愛知県知事へのリコール署名を支援した河村氏の責任などが問われた。

 河村氏は、保健所が新型コロナの感染経路を調べて封じ込めを図る「積極的疫学調査」の成果を強調。署名問題は「徹底的に真相究明」と公約し説明責任を果たす姿勢をアピールし、「情けないが全く気づかなかった。申し訳ない」と、偽造への関与を否定した。

 横井氏は、全市民への2万円分の商品券配布や若者のPCR検査無料化などを掲げた。署名問題では「河村氏は説明責任から逃げている」と批判。河村氏と大村氏の関係悪化が原因で「市と県がぎくしゃくしている」として関係修復をめざすと訴えた。

 選挙戦最終日の24日、両氏は繁華街や観光地で街頭演説を重ねた。

 河村氏は名東区の住宅街では子育て世代を意識し、「子どもたちがやりたいことをやれる名古屋をつくっていきたい」と訴えた。最後は名古屋城周辺で「自転車遊説」をして活動を締めくくった。

 横井氏は人出の多い場所をこまめに回った。名古屋駅前では、「相手は選挙がめちゃくちゃ強いが、私は名古屋を変えたい。命を大事にする社会に変えたい。勝たせてください」などと訴えた。(関謙次)