文楽の人間国宝、吉田簑助さん1日早く引退 芸歴81年

有料会員記事

向井大輔、尾崎希海
[PR]

 芸歴81年を数える人形浄瑠璃文楽の人形遣いで人間国宝吉田簑助(みのすけ)さん(87)の現役最後の舞台が24日、大阪市国立文楽劇場であった。当初は4月文楽公演千秋楽の25日の予定だったが、国の緊急事態宣言などを受けて公演が中止となり、1日早まった。

 この日のチケットは完売。午後3時半すぎ、「国性爺合戦(こくせんやかっせん) 楼門の段」で簑助さんが登場すると、会場からは大きな拍手がわき起こった。双眼鏡で食い入るように舞台を見る観客も。簑助さんは中国の武将の妻、錦祥女(きんしょうじょ)を情感豊かに遣い、午後4時すぎに出番が終わると、再び大きな拍手が送られた。

記事の後半には簑助さんのあいさつ全文も掲載されています

 その後、簑助さんは舞台上にまた姿を現すと深々と一礼。「長い年月ずっと見続けてくださって、本当にありがとうございました」というあいさつ文を、一番弟子の桐竹勘十郎さんが代読した。

 三味線の人間国宝、鶴澤清治…

この記事は有料会員記事です。残り604文字有料会員になると続きをお読みいただけます。