ワクチン予約で名古屋市混乱 高齢者が役所に殺到 愛知

新型コロナウイルス

小林圭、堀川勝元
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 名古屋市新型コロナウイルスワクチンの集団接種予約をめぐり、高齢者が区役所に殺到している。インターネットでの予約方法が分からないために詰めかけ、行列が出来た区役所もあったという。

 市によると、19日に75歳以上の32万人に、22日には65~74歳の27万人に接種券を発送した。予約はネットと電話で受けるが、接種券が届き始めた20日昼ごろからコールセンターにつながらない状態になり、予約を受け付けていない16の区役所に高齢者が来始めた。口コミで「区役所に行けば何とかなる」と広がり、22日から来訪者が増えた。100人~200人が押し寄せて行列になったり、4時間待ちになったりする状況も発生。23日に本庁から応援職員2人ずつを派遣した。

 23日、東区役所に来た男性(79)はネット予約が分からず、コールセンターにかけたが「一日中つながらない。区役所で2時間待ってようやく予約できた」。別の男性も「100回かけてもつながらない」とこぼした。

 市は電話を125回線用意したが、22日は1万4565件の電話があり、対応できたのは3037件だった。体調の不安を20~30分話し込む人もいる。受け付けていないファクスで予約してくる人もおり、受けられないことをファクスで返信しているという。

 5月の大型連休明けに25回線増やす予定。4月23日の予約はネットと電話の割合は4対1で、ネットの方が比較的予約しやすいという。

 5~6月分の接種予約枠は16万5千件で47%が埋まった。7月以降の開始時期は調整中だ。5月下旬からは、医療機関での個別接種も開始予定だ。市担当者は「ワクチンを早く打ちたいという方が多いが、区役所に殺到すると密になる。家族に支援してもらってほしい」と呼びかけている。今後、区役所で対応に当たる委託業者を増強し混雑緩和を図る。(小林圭、堀川勝元)

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