「戦士の精神」ヤンキース時代の理解者、田中将大語る

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遠田寛生
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 電話口の向こうから聞こえた声は弾んでいた。

 「全ての面でプロフェッショナルだったね」

 キャンプ終盤だった3月、米西部時間の午前7時過ぎ。パドレスのラリー・ロスチャイルド投手コーチ(67)は懐かしそうに振り返ってくれた。

 2014年から19年シーズンまでヤンキースの投手コーチとして見てきた田中将大(楽天)のことだ。

 思い出は数え切れない。勝敗はつかなかったが、ダルビッシュ有(現パドレス)との投げ合いで8回無失点だった17年6月のレンジャーズ戦。2安打、10奪三振で完封勝利した19年7月のレイズ戦……。

 だが、一番は8試合に先発して5勝したプレーオフだ。「勝利が必要な局面でいつも応えてくれた」

 98~01年途中にはデビルレイズ(現レイズ)で監督も務めたロスチャイルド氏は30年以上も、大リーグで投手を指導している。マーリンズではキューバ出身で大リーグ通算178勝のリバン・ヘルナンデス、カブスでは03年に18勝を挙げたマーク・プライアーらの才能を開花させてきた。

 12~14年にはヤンキース黒田博樹氏(元広島)も指導した。名伯楽から見た田中はどんな投手なのか。

 「試合を組み立てられるスタ…

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