異例の「リコール署名偽造」争点 名古屋市長選の行方は

名古屋市長選のユーチューブ開票特番を25日夜にライブ配信
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 名古屋市長選は25日、投開票があり、同日夜には大勢が判明する見通しだ。選挙戦に臨むのは、4期目をめざす河村たかし氏(72)、いずれも新顔で、NPO代表押越清悦氏(62)、元市議の横井利明氏(59)、元会社員太田敏光氏(72)の4氏。新型コロナウイルス対策のほか、偽造事件に発展した大村秀章愛知県知事へのリコール解職請求)署名を支援した河村氏の責任が問われる異例の選挙戦となった。

 選挙戦は、事実上、河村氏と横井氏の一騎打ちの構図。コロナ禍を受け、両候補とも公約の目玉の一つに経済政策を打ち出している。

 河村氏は市内の買い物でのキャッシュレス決済で30%分のポイント還元を掲げる。

 横井氏は全市民への商品券2万円分配布を公約としている。

 コロナ禍は選挙運動にも影響を与えた。

 選挙戦終盤の20日からは、新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」が始まった。これまでの選挙戦では、有権者に近づいて直接支持を訴える手法が重視されてきたが、今回は距離をとらざるを得ず、戦略見直しも迫られた。

メ~テレでは、25日午後7時50分から、YouTubeの「メ~テレニュース公式チャンネル」(https://www.youtube.com/watch?v=cZIMW9gSZCk別ウインドウで開きます)で、朝日新聞と協力して開票特別番組をライブ配信します。

異例の「署名偽造」争点に

 市長選は「リコール署名偽造」も争点となった。

 愛知県知事を辞めさせるための「リコール署名活動」で提出された署名約43万5千筆のうち8割が、無効の疑いがあったことが、問題の発端となった。

 同じ筆跡や同じ指印とみられる複数の署名が見つかった。すでに死亡している人や「書いた覚えがない」という人の署名もあり、名簿から署名を書き写す作業をしたと話す人も出てきた。大量に署名が偽造された疑いがあり、愛知県警が捜査している。

 候補者アンケートでは「河村市長が知事のリコール活動を支援したことをどう考えますか」との質問に対し、河村氏は「リコール署名は憲法15条1項に定められた市民の大切な権利。その大切な権利を守るために、知事リコールを応援した者の責務として、犯罪である偽造署名は徹底的に真相究明し、説明責任を果たす」と回答。

 横井氏は「名古屋市民であれば、誰もが河村市長リコール運動に中心的役割を果たしていたと考えているが、それを否定し、政治家として善良な市民に説明責任を果たしていないその姿勢には憤りを感じる」とした。

 市長選の投票は364投票所で25日午後8時まで。開票は16区役所で午後9時15分から行われる。

 市選挙管理委員会によると投票当日の有権者数は185万8344人。

 メ~テレでは、25日午後7時50分から、YouTubeの「メ~テレニュース公式チャンネル」(https://www.youtube.com/watch?v=cZIMW9gSZCk別ウインドウで開きます)で、朝日新聞と協力して開票特別番組をライブ配信する。