浅草・仲見世の人出は変わらず レンタル着物の観光客も

新型コロナウイルス

杉浦幹治
【動画】3度目の緊急事態宣言が出された初日の都内の様子=熊倉隆広撮影
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京など4都府県に対して緊急事態宣言が25日に出された。街の姿は、どう変わったか。

 東京・浅草の仲見世通り。雷門から浅草寺までの全長250メートルの両側に軒を連ねる店舗では休業が目立ったが、天候にも恵まれ、日中は人波が途切れることがなかった。

 神奈川県から来た女性(26)は、知人(26)とレンタルしたという着物姿で、自撮り棒を片手に散策していた。「1カ月前から計画していたので。しばらく遠出はできないので、おいしいものが食べたい」

 仲見世の店主らによると、まん延防止等重点措置が適用された今月12日以降の週末に比べても、人出に変わりはないという。ただ、開いている店は2、3割ほど。シャッターに「緊急事態宣言に伴い、休業いたします」と張り出す店も多かった。

 仲見世でかばん屋を営む男性は「休業要請には協力したいが、補償の内容がわかったのも24日。あまりに急すぎる」とため息をついた。25日午後以降に来店予定だったお客さんに同日午前中に来てもらうよう調整し、できるだけ早く店を閉めるつもりという。「せめて3日はほしいよ」

 一方、仲見世を離れると、ぐっと人の流れが減った。老舗遊園地「花やしき」はこの日から休業。施設運営部の肥後修部長(41)は「例年なら1日に1万人は訪れる一番の稼ぎ時だったのに」と肩を落とす。大型連休中の日付指定の前売り券を24日に販売予定だったが、立ち消えに。「機械のメンテナンスだとか、やれることやるだけです」と話した。

 浅草寺近くの、大衆酒場が軒を連ねる「ホッピー通り」も同様だ。開業している店も、路面に近い席は1グループいるかいないか。

 「居酒屋高橋」を営む高橋成昌さん(58)は「先週までなら週末の昼にはどこも7~8割埋まってた。去年の宣言の時も同じだったからしょうがないけどね……」とこぼした。24日までは午前11時の開店だったが、この日は1時間遅らせた。「酒が出せなきゃ、飲み物は『ノンアルコールビール』と『ウーロン茶』ぐらい。うちはご飯ものがないから、商売にならないよ」杉浦幹治

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