「コロナ対策どうなってるという声」 当選確実の羽田氏

有料会員記事衆参3選挙

遠藤和希、里見稔
[PR]

 「菅内閣への批判、コロナ対策どうなってるという県民の声が示された」。25日夜、参院長野選挙区補選で当選確実となった立憲新顔の羽田次郎氏(51)は長野市内のホテルでインタビューに答えた。昨年末に新型コロナウイルスに感染して急逝した参院議員の兄雄一郎氏(当時53)への配慮から支援者は万歳を控え、拍手で初当選を祝った。

 雄一郎氏の急死による補選。衆院議員だった祖父・武嗣郎氏、首相を務めた父孜氏と3代続いた政治一家の後継者に白羽の矢が立ったのは父の秘書だった次郎氏だった。「世襲」への懸念も支援者にはあったが、「弔い合戦には弟が適任」との意見でまとまった。

 選挙戦でも次郎氏は「兄の遺志を継ぐ」と演説で繰り返し、立憲の福山哲郎幹事長は告示日に「雄ちゃんもお願いしているはず」と涙声で訴えた。政見放送にも生前の雄一郎氏の姿を何度も登場させた。

 陣営を支えたのは、長野での「野党共闘」の実績だ。長野選挙区は、旧民進勢力と共産、連合長野などが推す候補が2016年、19年と自公候補に勝利。同じ構図の今回も、立憲の枝野幸男代表ら野党幹部が長野入りし、20日の集会では、立憲の野田佳彦元首相に続いて共産の小池晃書記局長が「この選挙に勝ち、衆院選で政権交代を」と気勢を上げた。

 終盤には立憲、国民民主、連合長野の各幹部がそろって演説し、結束を印象づけた。羽田陣営は政権与党で続く「政治とカネ」問題でも、「緊張感がない」と攻め込んだ。

野党共闘、衆院選に向け「しこり」も

 順風にみえた野党共闘だが…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。