新型コロナウイルスに感染した羽田雄一郎参院議員の急逝に伴う参院長野選挙区の補欠選挙は、雄一郎氏の実弟で、立憲新顔の羽田次郎氏(51)=共産、国民、社民推薦=の初当選が確実になった。自民新顔の小松裕氏(59)=公明推薦=と、N党新顔の2人を破った。
羽田次郎氏は父・孜元首相の元秘書で、雄一郎氏の急死を受けて後継候補に白羽の矢が立った。2016、19年の参院長野選挙区で、自公に連勝してきた野党統一候補として立候補し、今回の補選を雄一郎氏の「弔い合戦」と位置づけて、「兄の遺志を継ぐ」「新型コロナのPCR検査を全員が受けられる態勢を」などと訴えた。
一方、自民は19年に約15万票差で雄一郎氏に敗れた元衆院議員の小松氏を再び擁立した。医師の小松氏は五輪日本代表のチームドクターも務めた経歴をアピールし、コロナ禍でのワクチン接種体制の早期整備などを主張したが、及ばなかった。
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