署名偽造「考慮した」51% 名古屋市長選出口調査

愛知リコール不正

君島浩
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 名古屋市長選で、朝日新聞社など7社は25日、名古屋市内48カ所で合同出口調査を実施し、2451人から有効回答を得た。投票の際、知事リコール運動での署名偽造問題を「考慮した」人は51%。そのうち57%が横井利明氏に票を投じ、河村たかし氏の41%を上回った。

 河村氏は、偽造事件に発展した大村秀章愛知県知事へのリコール署名運動を支援したことが批判を受けていた。署名偽造問題を「考慮した」人は、年代が上がるほど多かった。ただ、「考慮しなかった」人も47%いて、その人たちの投票先は河村氏が67%で、横井氏の31%を引き離した。

 支持政党別の投票先をみると、無党派層では河村氏54%、横井氏43%と河村氏が勝り、横井氏を推薦した自民の支持層でも河村氏が54%で、横井氏の44%を上回った。立憲民主支持層ではほぼ互角で、公明支持層、共産支持層では、7~8割が横井氏に票を投じた。

 河村氏は前回2017年市長選では自民、民進、無党派層からいずれも7割前後の支持を得て圧勝した。今回、各層からの支持は目減りしたが、一定の支持を得ている。

 4年前の市長選で、河村氏に投票したと答えた人(回答者全体の63%)のうち、今回も河村氏に投票した人は65%。33%が横井氏に流れた。

 河村氏にとっては5度目の当選を目指す選挙だった。同じ人が何度も当選して市長を続ける多選は「問題だと思う」は31%で、「問題ではないと思う」50%の方が多かった。「問題だと思う」人の74%が横井氏に、「問題ではないと思う」人の73%が河村氏に投票した。(君島浩)