再選挙「事件の総括なく信じろと」記者が見た広島の異変

有料会員記事衆参3選挙

東郷隆 大久保貴裕
[PR]

 与野党対決となった参院広島選挙区の再選挙が25日、投開票され、開票作業が続いている。公職選挙法違反(買収)の有罪判決が確定した河井案里氏=自民を離党=の当選無効に伴う異例の選挙。両陣営ともに「政治とカネ」の問題を前面に打ち出して選挙戦に臨んだ。

【記者が見た】現金受領を否定「政治家の言葉は信じられない」

 買収事件の疑惑発覚時から広島で取材を続ける中で、数々の「異変」を目の当たりにした。

 「選挙だと忘れるくらい何もせんかった」。選挙戦終盤、河井克行被告から50万円を受け取った自民県連の広島市議は私に言った。克行氏と案里氏から現金を受け取ったとされる当時の現職政治家は40人。うち24人が県連に所属する。自民は「イメージが悪い」として支援を求めず、地方議員をフル回転して集票する従来の組織戦は展開できなかった。

 その自民は再選挙で「信頼回復」「クリーン選挙」を掲げた。しかし、長年の支持者からも冷ややかな目線が向けられた。

 2019年の参院選で、党本…

この記事は有料会員記事です。残り1024文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら