「安い早い」ソフトバンクPCR検査 そのわけは

有料会員記事新型コロナウイルス

小川裕介
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 ソフトバンクグループ(SBG)が、プロ野球ソフトバンクホークスの本拠地、福岡ペイペイドーム(福岡市)の近くに、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査センターを開設した。民間機関では1回の検査に数万円かかるところもあるが、ここは税込みで2200円と安さが際立つ。グループを率いる孫正義氏の肝いりでスタートした格安PCR検査はどうやって実現させたのか。そしてその精度は。

 SBGの子会社「SB新型コロナウイルス検査センター」は23日、九州大学産学官連携イノベーションプラザ(福岡市早良区)に新たに設けた検査センターを報道陣に公開した。ペイペイドームから数百メートルの距離にあり、池田昌人社長は「不安なことがあった場合には、ホークスの方からすぐに(検体を)とって走ってきてもらって2時間後には回答ができる」と強調。会見には福岡ソフトバンクホークスの幹部も同席した。

 「品質の悪いものを使っているのではないかと疑問を持つ方も多いのではないかと思うが、高品質な検査試薬を用いて、1検体ずつしっかりとPCRによって増幅し、ウイルスがいないかを確認する手法をとっている」。池田社長はそう胸を張った。

 全国で広がる変異株に対応するため、今後、どんな変異株かを調べる検査を始めることも検討しているという。

 池田社長は会見後、検査現場を報道陣に案内した。センターは10人の検査スタッフを擁し、実際は陰性なのに陽性と判定されてしまう「偽陽性」を防ぐため、1度目に陽性疑いと判定された検体をもう一度検査するほか、遺伝子を詳しくみる「電気泳動」にかけて確認すると説明した。「最短で2時間で結果がわかる」とスピードもアピールした。

 SBGトップの孫氏は新型コロナが広がり始めた昨年3月、簡易PCR検査を無償で100万人分提供する意向をツイッターで表明した。批判を受けて撤回したが、その後に100%子会社の「SB新型コロナウイルス検査センター」を発足させた。

 どうやって、2200円の低価格を実現したのか。

 会見で問われた池田社長は…

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