3選挙全敗、菅首相「謙虚に受け止める」 影響は不可避

衆参3選挙

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 菅義偉首相は26日午前、衆参3選挙で与党が全敗したことについて「国民の皆さんの審判を謙虚に受け止め、正すべき点はしっかり正していきたい」と述べた。首相官邸で記者団の取材に応じた。

 25日投開票された参院広島選挙区再選挙と参院長野選挙区補欠選挙衆院北海道2区補選で、政権与党は候補者擁立を見送った北海道を含め全敗した。

 広島再選挙は、2019年参院選をめぐり公職選挙法違反(買収)の有罪判決が確定した河井案里氏=自民党を離党=の当選無効に伴うもの。首相は「政治とカネ」の問題が勝敗に影響を与えたとの指摘に、「色々なご指摘をいただいている。自民党総裁として重く受け止めたい」と語った。

 19年の参院選では、当時官房長官だった首相が2度にわたって現地入りするなど、案里氏を全面的にバックアップ。党本部から河井氏側に支払われていた1億5千万円が、買収資金に充てられた可能性も指摘されている。首相は党総裁として説明責任を問われると、「いま党内の書類は(検察に)押収されている。党の会計監査人がいるので、その中でしっかり判断していきたい」と述べた。

 菅政権にとって初の国政選挙で「3戦全敗」となった衝撃は大きく、今後の政権運営への影響は避けられない。10月に任期満了が迫る衆院の解散戦略については、「コロナ対策を最優先に取り組んでいくという考え方に変わりはない」と、従来通りの言い回しにとどめた。