おばあさん、悪の親玉…多彩な役 ユン・ヨジョンの苦労

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ソウル=神谷毅
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 第93回米アカデミー賞の助演女優賞を受賞した韓国のベテラン俳優、ユン・ヨジョン氏(73)は、多彩な役をこなしたりテレビのバラエティー番組で親しみのある姿をみせたり、韓国ではその存在感の高さで有名な女優として知られる。

 ただ、俳優としての人生は順風満帆ではなかった。1966年にタレントとしてデビューし、72年に歌手と結婚して引退。米国に渡って息子2人をもうけたが、離婚。85年に韓国に戻って芸能界に復帰した。

 ユン氏は韓国メディアとのインタビューなどで、芸能界復帰の理由について、お金を稼いで息子たちを育てるためだと語っている。しかし当時の韓国社会は離婚に対して厳しい視線を向けており、大衆的なテレビドラマなどの出演には難しい時期もあったという。

 しかし、映画やドラマで普通のおばあさんや悪役の親玉、財閥家の実力者など多彩な役を演じ、助演俳優として実力を発揮。最近は韓国の俳優らと見知らぬ外国を訪れて食堂を営み、現地の人々と交流するテレビ番組に出演し、ユーモアのある会話を英語で交わす姿が好評だった。

 低予算の独立系映画にもシナリオにほれ込むと高い出演料を求めずに役を引き受け、常に役柄の幅を広げる努力も続けてきた。

受賞した作品「ミナリ」って

 今回、ユン氏が出演した「ミ…

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