東芝に大株主「提案の再検討を」 シンガポール系の3D

小出大貴
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 英国系投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズからの買収提案について「詳細な内容がなく検討できない」とした東芝の経営陣に対し、既存の大株主であるシンガポール投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズは26日、再検討を求める公開書簡を送った。3Dは東芝株の7%を持つ保有率2番手の大株主。東芝の経営陣とは経営方針などをめぐって対立してきた。

 3Dは書簡で「(提案を受け入れて)非上場化すべきだ、と述べているわけではない」とした上で「(東芝の経営陣が)買収提案を積極的に阻止したいのでは、との疑念を抱いている」。買収者をCVC以外を含めて広く募ることも求めた。東芝の社長交代にも触れて、「新しい経営体制にとって今後を決める、最初で、かつ極めて重要な試金石になる」としている。

 東芝は、CVCから「買収の検討を中断する」との書面を受け取ったと20日に公表。東芝は、想定していた詳細な提案がCVCから届かないため、受け入れの是非などを「検討できない」とも表明していた。

 東芝をめぐっては、米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツやカナダ投資会社ブルックフィールドなども買収を検討している、との報道が出ている。(小出大貴)