ANAのCO2排出量「50年実質ゼロ」に 新目標公表

友田雄大
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 ANAホールディングスは26日、グループ全体の二酸化炭素(CO2)排出量を、2050年に実質ゼロにする目標を発表した。中間目標として、30年度には飛行機が運航時に出す排出量を19年度よりも減らし、それ以外の排出量も19年度より3分の1以上減らす。

 国際民間航空機関(ICAO)は航空各社に、燃費を年平均2%改善し、CO2排出量を19年より増やさないような取り組みを求めている。ANAは、ごみや植物などからつくられ環境に優しいとされる「持続可能な航空燃料(SAF)」の導入を広げ、燃費がいい機体への切り替えを進める。SAFの国産にも積極的に関わるとした。

 すでに日本航空(JAL)も「50年に実質ゼロ」の目標を掲げており、来月7日に発表する中期経営計画には、40年以降は国内線全線に相当する燃料をSAFに変えると盛り込む。すでにノルウェーなどはSAFの利用を義務化しており、米ユナイテッド航空や独ルフトハンザ航空なども定期便にSAFを使っている。(友田雄大)