高齢者のワクチン接種予約、電話やネット殺到 山口

新型コロナウイルス

伊藤宏樹、垣花昌弘、前田健汰
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 新型コロナウイルスワクチンの65歳以上を対象にした集団接種の予約が26日、山口県内8市で本格的に始まった。大半の市が感染防止を理由に電話かインターネットでの予約に限定したことから、朝から電話が殺到したりネットにつながりにくくなったりするなどの混乱が続いた。

 防府市では26日午前9時から、5月10日からの集団接種の予約が始まった。市役所の一室に専用の電話15回線を引き、職員が希望の日時を聞きながらパソコンで予約を入力した。だが電話がつながりにくい状態が終日続き、耳が不自由な人向けの庁内の相談窓口には予約を求める市民が詰めかけた。

 市内の女性(74)は庁舎で2時間半ほど待ち、予約が取れたという。「電話は不安なので直接来た。早く打って安心したいと考えた」と話した。市によると、集団接種8400人分のうち、6915人がこの日の予約で埋まった。ほかの2万6千人分は医療機関での接種を計画している。

 周南市役所でも午前、1階の窓口に数十人が訪れた。職員が距離を取って一人ひとりに対応。「電話がつながらないから来た」「なぜ予約を取るのか」などの声があったという。福谷直・ワクチン対策室長は「電話がつながりにくく大変申し訳ないが、焦らずに電話かネットで予約を」と訴えた。

 山口市は10回線を用意したが、午後3時までにあった約1800件の電話のうち600件弱しか対応できなかった。別の部署に「予約センターに電話がつながらない」といった苦情もあったという。担当者は「つながりにくくおわびしたい。身近な医療機関で接種してもらうのを基本としているので、かかりつけ医にも連絡してほしい」と呼びかけた。(伊藤宏樹、垣花昌弘、前田健汰)

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