レッドカーペットの長さは? 異例づくしのアカデミー賞

半田尚子
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 25日夕(日本時間26日午前)に開かれた第93回米アカデミー賞授賞式は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、異例づくしの式典となった。コロナ禍ならではの主催者側の工夫が光る開催を各国のメディアが報じた。

 例年、アカデミー賞授賞式はハリウッドにあるドルビーシアターで行われてきた。だが、今年は密状態を回避するため、天井が高く広い駅舎を持ち、ロサンゼルスの名所として知られるユニオン駅構内に特設のメイン会場をつくった。駅ウェブサイトなどによると、同駅は1939年に建てられ、俳優のレオナルド・ディカプリオさんやトム・ハンクスさんの出演で知られる、映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002年)の撮影地にもなった。

 レッドカーペットは駅舎前の屋外スペースに敷かれた。米CNNによると、カーペットの長さは例年よりも短いという。

 式典の参加者数も大幅に制限された。例年は、ドルビーシアター(全3400席)で関係者や観客が受賞を見守るが、今年は会場に入れる人数を170人に制限。米ロサンゼルス・タイムズによると、出席者は中継されている間はマスクを外すことが許されたが、中継されていない時は着用を求められた。米ニューヨーク・タイムズは、ワクチン接種済みであればマスクをしなくても参加できたと報じた。

 本来は世界中から俳優が集まる晴れの舞台だが、今年は渡航制限などの影響で会場入りできない俳優らも。AFP通信によると、映画「Mank(マンク)」で主演男優賞にノミネートされたゲイリー・オールドマンさんはロンドンのサテライト会場から見守った。特設会場はパリやシドニーなどにも設けられた。(半田尚子)