江ノ電、小3はねられ意識不明 ゴミ出しで線路を渡る?

黒田陸離、小寺陽一郎、織井優佳
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 26日午前7時50分ごろ、神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1丁目の江ノ島電鉄の線路内で、近くの小学3年生の女児(8)が、藤沢駅発鎌倉駅行きの普通電車(4両編成)にはねられた。女児は頭の骨が折れ意識不明。鎌倉署によると、女児は線路を渡った先にあるゴミ置き場に、ゴミを出しに行っていたという。

 署によると、現場は踏切や警報機はなく、近所の人たちが普段から線路を渡る場所だったという。単線の線路の下に砂利がひかれていた。

 女児の自宅は現場から数十メートルの場所。母親が署に説明したところによると、女児は事故の直前、ゴミを出すために外出。事故当時はゴミは持っておらず、ゴミを捨てた帰りとみられる。

 運転士は進行方向の左側から女児が線路に入ってきたため急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。江ノ島電鉄の署への説明では、電車の時速は35キロ程度だったという。

踏切ない線路「このあたりの人なら普通に歩く」

 事故現場は稲村ケ崎駅と極楽寺駅の間にあり、住宅などが線路脇まで迫っている。女児宅の近くに住む50代女性は、線路を渡ってゴミを出す。迂回(うかい)すると500メートル以上歩く必要があり、駅へ行くときも渡るという。女性は「近くの踏切の警報音は風が強いと聞こえにくい。電車とぶつかりそうになったこともある」。別の70代男性によると、同じような場所は周辺に複数あるといい「この辺りの人なら普通に歩く」と話す。

 江ノ島電鉄は事故現場について「生活のために通る人がいることは承知している」としている。(黒田陸離、小寺陽一郎、織井優佳)